D信頼できるデータとは?
参考資料(免疫系サプリメントとして期待されるキノコの「真実」)
癌、キノコ研究の世界的権威、池川哲郎博士が国立がんセンター主任研究員時代に発表した驚くべきデータを以下に紹介しておきます。大事な選択をされる時のご参考にして下さい。
図1 サルノコシカケ科および食用きのこ類のおよび食用きのこ類のがん増殖阻止率(マウスの実験)
サルノコシカケ科
メシマコブ | |
カワラタケ | |
チャカイガラタケ | |
アラゲカワラタケ | |
コフキサルノコシカケ | |
オオチリメンタケ | |
ウスバシハイタケ | |
オオシロサルノコシカケ | |
ベッコウタケ | |
カイガタタケ | |
食用きのこ
マツタケ | |
ナメコ | |
エノキタケ | |
シイタケ | |
ヒラタケ | |
キクラゲ | |
ツクリタケ (マッシュルーム) |
|
ブナシメジ |
■過酸化資質の増減とβー-グルカン量
ブラジル原産のAgaricus blazei Murill(アガリクス茸)は現在わが国で健康書億品として用いられており、S-180に有効であるという報告もあるが、われわれが国立がんセンターで行った実験では、活性は非常に弱いか、まったく効かなかった。さらにA.blazeiを投与した後に、マウスの血液中の過酸化資質を測定すると、統計的に有意に過酸化資質が増加した。又そのきのこ中のβ-グルカンの含有量を測定すると、ブナシメジと比較して非常に少ないことがわかっている。
●Agaricus blazei Murillによるマウス血液中の過酸化資質の増減 (アガリクス茸)
対象群: 0.762nmol/ml (12)
A.blazei投与群: 1.008nmol/ml (6)p<0.05
投与:1p、30mg/kg×10 判定:Day 35
●きのこ類のβ-グルカン含量
1) 試料:きのこの熱水抽出物とアルカリ抽出物
2) 酵素抗体法によるβ-グルカンの定量
グルカン含量(μg/きのこ凍結乾燥物 1mg)
熱水抽出物
ブナシメジ(H.marmoreus) |
6.9 |
Agaricus blazei Murill |
0.16 |
アルカリ抽出物
ブナシメジ(H.marmoreus) |
310 |
Agaricus blazei Murill |
0.8 |